
エアサイクルのレディメイド住宅「木-Lism」とは
木-Lismは、建築家・岸未希亜氏がデザインしたレディメイドの住宅です。
シンプルで、誰もが暮らしやすい基本プランをご用意。
南北・東西方向への反転やバルコニーの有無の選択などのカスタマイズが可能なため、ライフスタイルや敷地条件に応じて、お客様の住まいにふさわしい間取りをお選びいただけます。
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の申請にもスムーズに対応します。
どのタイプにも共通するのは、リビングダイニングを家の中心に据えた間取りです。玄関と直結し、対面キッチンと一体化したリビングダイニングは、水周りや2階に続く動線の要として機能します。リビングダイニングを介して、家のどこにいても家族の気配を感じられるようにしています。
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2階の子供室も、可変性を与え、つながりを重視したつくりにしています。2人きょうだいを想定し、1人4畳半の大きさを基本にすえました。子供たちが小さい頃は2部屋つなげてワンルームとし、成長に伴って必要になれば間仕切りを設けるといった使い方ができます。スタディコーナーは子供室の外に用意しました。勉強の場をオープンな空間に配することで、親子の交流を促します。
必要になれば間仕切りを設けて2部屋に区分 |
スタディコーナー |
豊富な収納で、
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キッチン横には1畳大の食品庫 |
主寝室の奥はウォークインクローゼットを用意 |
階段の下部の空間も効率良く利用 |
1間の押入を備え、すっきり使える和室 |
技術に裏打ちされた、快適性と安心
木-Lismは、長期優良住宅レベルの高い建物性能を基本として備えています(※)。耐震性、長寿命性、耐久性、省エネルギー性のいずれにも優れ、現代の住宅に求められる「快適性」と「安心」を高い水準でご提供します。 優れた温熱環境をもたらすのが、自然の力を利用して躯体内部の空気を循環させるエアサイクル工法です。壁内に設けた二重の通気層で床下から屋根に抜ける空気の流れを生み出し、あるいは空気層を断熱に活用します。こうした仕組みが夏の暑さや冬の寒さを緩和し、四季を通じて建物全体の温熱環境を一定に保ちます。高い省エネルギー性能を備える木-Lismなら、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)も対応可能です。(地域による条件があります) エアサイクル工法は、木-Lismの耐久性向上にも重要な役割を果たします。空気の流れが躯体内を常に乾燥状態に保つため、内部結露を起こしにくくします。構造体の木部が傷まず、建物が長持ちします。 |
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構造面では、構造計算を行って強度を確認し、標準で建築基準法の規定の1.25倍という耐震性能を確保しました。建物を支える基礎には、地震にも強い鉄筋コンクリートのベタ基礎を採用。建物は、シンプルな四角の総2階建てに一部1階部分を付けた形状とし、構造計画上も合理的で無理のないプランに仕上げています。
ベタ基礎の内部には円形畳の立ち上がり(コラムベース)を並べて、建物を支えます。一般的な布基礎状の立ち上がりに比べ、コラムベースは床下空間の空気が循環しやすいため、躯体の耐久性向上を図れるのが特徴です。また人が入りやすいため設備配管などのメンテナンス作業がしやすく、長寿命化にもメリットをもたらします。
通気、メンテナンスにすぐれたコラムベース基礎 |
空気と人の通り道が少ない一般的な基礎 |
※:耐震等級2、維持管理等級3、劣化対策等級3、断熱等性能等級4の性能を満たしています
多様な敷地、道路付けにも対応可能な基本プラン
木-Lismでは、「東西4.5間×南北3.5間」と「東西5間×南北3間」という2タイプの基本プランを用意しました。いずれも南北や東西の反転が可能で、4方向の道路に対して自在に配置できます。さらに2階にバルコニーがあるタイプとないタイプも選べます。
間仕切りを最小限にとどめ、ライフサイクルや家族構成の変化に対応した高い可変性を備えているのも木-Lismの特徴です。ワンルームを基本形とする子供室は、子供の成長に応じて間仕切りをつくることも可能です。各室の扉は引き戸を基本とするなど、空間のつながりを重視した仕様にしています。
東西4.5間×南北3.5間 |
東西5間×南北3間 |
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全体(または一部)の南北・東西の反転、バルコニー設置など
多彩なバリエーション
シンプルで合理的なデザインは、建物の外観にも投影されています。屋根や窓の上に設けた庇は、夏の日差しが室内に入るのを遮りつつ、外壁を汚れから守る役目も担っています。建物の高さは、やや低めに抑えました。必要以上に大きなつくりとしないことによって、室内で使う冷暖房のコストを縮減し、2階に上がる際の負担を小さく抑え、周辺地域にもたらす圧迫感を低減します。
シンプルだけれども、思いは深い。それが木-Lismのデザインです。